昔は多くの企業が年功序列型といって、仕事の内容や成果にかかわらず、年齢や勤続年数が上がっていくにつれて収入が上がっていく給与の方式をとっていました。
この制度により、長く働けばそれだけ給料も上がり、信頼もアップしていくと考えられていました。
ですから今でもクレジットカードなどを作る際に、自分や配偶者の勤続年数などが聞かれるのは、勤続年数が長いほど信頼の収入も高いことから、安心できるという判断基準として採用されてきたのです。
然し、時代は変わり、女性の社会進出の増加やIT企業の参入などによって、企業は大きく変わりました。
IT関連の企業などは若手のほうがいろいろなアイディアや仕事ができるなどといったことから、年功序列型の給与体系から、仕事の成果や実力に見合った給与を支給する会社が増えてきたのです。
つまり、年齢や勤続年数にかかわらず、実力や成果を発揮できる人は高収入で、仕事の成果が出せない人はいくら年齢が高くても低収入という具合です。
これによって年功序列型の企業で働いてきた人たちに変化が出てきました。
実力評価型の職場へ転職すれば今までより収入が高くなるかもしれないということで、勤続年数が長い人たちまで転職する人も多くなりました。
実際、仕事に対してやりがいや意欲を持ち、経験や知識を生かして成果の出せる人は実力評価型の企業へ転職することで同じ仕事内容であっても収入が増えたのです。
同じ仕事を続けた場合、20代後半には入ると仕事にもなれ、いろんな経験や知識から応用的な仕事もできるようになります。
仕事に対しての意欲や実力があるのに年功序列型の仕事に勤務していると、自動的に収入はアップしていきますが、仕事に対しての評価はあまり期待できません。
仕事に対しての評価を知りたい、実力には自信があるという人は転職することで収入がアップする人も多いのです。